ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

みてきた。以下、ネタばれを含みます。
んー、ストーリーはテレビ版とほとんど同じだよね。パイロットとして騒がれるところと、「おかえりなさい」が抜けてんのかな。新しく入ったシーン*1と、コンテが変わったシーン*2もあり。でも、ほとんどストーリーに影響は無し。大きく異なるのは、カヲル君くらいか。NERVのロゴを替えたのかと思いきや、入院設備とIDカードでは前のロゴが使われていたり。あと、最地下もだったかしらん。そういえば、最地下のシーンって、あのタイミングだったっけ? アレを見せたいために挿入したのかな。そういえば、爪がある手が出てくるのもあのタイミングじゃなかったような。これも一見さんのための説明なのかしらん。
で、絵の方なんですが、これは時代に合わせてというのもあるのかもしれないけど、格段にクオリティが上がってる。まぁ、10年前にあのレベルのCGを要求されたら、今の10倍以上はコストがかかってただろうし、逆に言えば今はハイクオリティのものを格段に安く作れるわけで、そういう意味では当然とはいえるか。しかし、ラミエルの形状はすばらしかった。技術的に可能ということと、どういう表現をするのかというのは当然異なるわけで、あの表現を指示できるという点でもって評価に値する。あとまぁ、シャムシェルのワシャワシャしてるのもよかったな。
ストーリーの突っ込みどころとしては、やはり最初のシーンが急すぎるよなぁ。なんでシンジ君はあの説明で状況を理解できるんだ? あの状況であんなこと言われたって、言葉の意味自体半分も理解できないと思うんだが。パイロットになるという前知識があったとしか思えない。で、あの変圧器を載せた車の数。どういう社会構造をしてたら、あれだけの変圧器搭載車が日本に存在するというんだ、っていうレベルだよね。で、ラミエルからの第一射で、山の半分くらいふっとばされているというのに、ヱヴァはともかく電源バックアップにほとんど損傷が無いというのは、ちょっとできすぎ。ヱヴァはあれだけ体勢を崩しているというのにだよ。ポジトロンライフルから延びてるケーブルはどっかで切れてるだろ、あれは。
そういえば、新しい接触があったときって、虹の表現が入ってるよね。あれは、「新しい接触ですよ」って、わざわざ教えてくれてるのかな。庵野さんにしては親切だな。
あとは、そうだな。アイキャッチか。(not)って、どっちやねん。
で、予告編ね。すごいなー、予告入るんだもんなー。そこまでテレビ版と同じ構成なんだ。で、予告編は新キャラも出てたし、で、伍号機が量産型の形をしてなかったし、エヴェンゲリオン*3とは別の話ってことだよね。これはちょっと展開に期待できそうではある。

*1:座っておりるリフト

*2:作戦会議、着替え、ラミエルとの戦闘全般

*3:そういえば、今回は「ヱヴァ」と「ヱヴァンゲリオン」を使い分けている風だったな