iPodにファイルが書き込まれなかった件の続き

えー、NFSマウントした先のフォルダをiTunes Musicフォルダにした場合にiPodにファイルが転送できなかった件ですが、根本的に考え方の誤りがありました。iPodというより、iTunesNFSマウントしたフォルダを正しく扱えなかったんですね。
そもそも、iTunes Musicフォルダを指定する際に、/Volumesからのパスが表示されずにマウントしたフォルダがルートディレクトリに指定されているのをおかしいと感じるべきだったんですね。どうやら、iTunesからは、/Volumesを認識しないようなんです。というか、マウントポイントを/mntや/NetworkやMacintosh HDの下にしても、/mntや/NetworkやMacintosh HDを無視してその下にあるフォルダ(のエイリアス)を一番上のフォルダとして認識するようなんですね。どうやら、Finderから通常操作で見えないフォルダは、iTunesからも見えない、という事のようで。
問題は、iTunesからは/Volumesの下にあるフォルダをルートディレクトリの下にあるフォルダと解釈しても問題なく/Volumesの下のファイルを探し出すのに対し、/Volumesの下のファイルを直接指定してiTunesにファイルの操作を指示するとiTunesがそのファイルを認識できない(パスが異なると判断するから)ということなんですね。
というわけで、解決方法。ディレクトリユーティリティでマウントする際、マウント先を直接ルートディレクトリの下に指定します。そうすると、iTunesの認識するパスと実際のパスとの間に齟齬がなくなり、正しく認識する、というわけなんですね。
しかし、AFPやSMBでのマウントは、iTunesからはルートディレクトリの下(というか、共有の下)と認識されるのに、NFSマウントはFinderから隠すようにしてるから、こーゆーワケワカンナイことが起きるわけで。例えばディレクトリユーティリティのオプションで、ファインダーから見る際は「ネットワーク」の下に見えるようにする、とかいうのがあればいいのに。