Mail.appの融通がきかない件について

今までWindowsのEdMaxでメールの読み書きをしていたのだけど、生活環境をMacに移そうと思って、メールボックスの移動をしていてちょっと手間取ってしまったので、経過について書いてみる。
まず、EdMaxでメールを選択してから「ファイル」→「エクスポート」でメールを書き出し、Mail.appからはmboxを読み込むようファイルを指定する。エクスポートできる形式は全部試してみたものの、Mail.appではインポートできず。
そこで、出力形式がまずいのかと思い、一度Thunderbirdにインポートし、再度Thunderbirdからエクスポートしたものをインポートさせようと試みる。すると、Thunderbirdがサーバから読み込んだメールはMail.appでインポートできるものの、EdMaxからエクスポートしたメールはインポートされない。それぞれのメールを同じフォルダに入れても、症状はかわらず。
これは文字コードとか改行コードとかを変換しないとダメなのかと思ってEdmaxからエクスポートしたファイルとThunderbirdからエクスポートしたファイルを比べてみると、どちらもiso-2022-jpだし改行はCRLFで、差異は認められず。
ここで、/var/mailの下のファイルをmboxとしてインポートしてみると、問題なくインポートできる。/var/mailの下のファイルはUTF8で改行コードはLFなので、文字コードや改行コードの問題ではないらしい。
これは個々のメール書式が問題になっているらしいと思い至り、mboxファイルの中でEdMaxでサーバから取り込んだメールとThunderbirdでサーバから取り込んだメールを混ぜてみる。すると、Thunderbirdで取り込んだメールはほぼインポートできるので、ヘッダの問題らしいとあたりをつける。
mboxのファイルのなかで、ヘッダを最低限に削ってみると、どうもenvelope-fromの書式の問題らしいことがわかる。ちなみにThunderbirdで読み込んだメールのenvelope-fromは
From - Mon Jan 1 00:00:00 1965
となっているのに対し、EdMaxで読み込んだメールのヘッダは
From hoge@example.com Wed, 30 Apr 2008 00:00:00 +0900 (JST)
となっていた。Thunderbirdのenvelope-fromはおかしく見えるが、Return-Pathヘッダがついているので実害はないとも言える。EdMaxの方は、Return-Pathヘッダがついていなかった。
で、envelope-fromを編集するに、時刻の部分を削って
From hoge@example.com Wed, 30 Apr 2008
のように書き換えると、インポートできた。
なので、とりあえずEdMaxでエクスポートしたファイルのenvelope-fromを書き換えてからインポート、ということで落ち着きそう。

とりあえず、今日はここまで。